俺の恋人曰く、幸せな家庭は優しさと思いやりでできている「上」
フローレンスくんは、僕が家に帰るとご飯を作って待ってくれている。そして、僕の話を楽しそうに聞いてくれるんだ。それがとても心地いい。そして、疑問にも思ったんだ。
どうして、対策本部のメンバーというだけのつながりなのにここまでよくしてくれるんだろうって。
「イワン、今日もいい天気ですわ。庭でお茶しましょう」
今日は日曜日。仕事は休みで僕たちは家にいた。
時計が午後三時になった時、フローレンスくんはおしゃれなティーポットを持って、僕に微笑む。僕は「うん!」と頷いた。
僕の住んでいたロール国は、一年中雪と氷に覆われている。晴れている日は珍しいくらいだ。でも、ラス国では毎日のように青空と温かい日差しを見ることができて、嬉しい。
色とりどりの花が咲き乱れている庭には、ティータイム用の机と椅子がセッティングされている。そのテーブルの上には、紅茶といろんな種類のケーキがケーキスタンドに並べられている。
「言ってくれたら手伝ったんだよ?」
僕がそう言うと、フローレンスくんは「でも、イワンはお客さんですわ…」と微笑む。
フローレンスくんは、プライベートを重要視するタイプで会議中にお化粧をしたりしてリーバスくん怒られてたりする。僕のためにこんな立派なものを用意してくれるなんてーーー……。
ああ、もうダメだ……。
どうして、対策本部のメンバーというだけのつながりなのにここまでよくしてくれるんだろうって。
「イワン、今日もいい天気ですわ。庭でお茶しましょう」
今日は日曜日。仕事は休みで僕たちは家にいた。
時計が午後三時になった時、フローレンスくんはおしゃれなティーポットを持って、僕に微笑む。僕は「うん!」と頷いた。
僕の住んでいたロール国は、一年中雪と氷に覆われている。晴れている日は珍しいくらいだ。でも、ラス国では毎日のように青空と温かい日差しを見ることができて、嬉しい。
色とりどりの花が咲き乱れている庭には、ティータイム用の机と椅子がセッティングされている。そのテーブルの上には、紅茶といろんな種類のケーキがケーキスタンドに並べられている。
「言ってくれたら手伝ったんだよ?」
僕がそう言うと、フローレンスくんは「でも、イワンはお客さんですわ…」と微笑む。
フローレンスくんは、プライベートを重要視するタイプで会議中にお化粧をしたりしてリーバスくん怒られてたりする。僕のためにこんな立派なものを用意してくれるなんてーーー……。
ああ、もうダメだ……。