あなたへの月
茅捺はしぶしぶ自分の班で2日間の計画を立てていた。
茅捺の学年の先生は特別怖い先生が全くいない。
だから去年みたいにそれほど厳しくはないって先輩から聞いた。
厳しくない先生だけなら、夜の消灯時間に亮太の部屋に遊びに行けるかも…☆
そう思ったら今さっきのモヤモヤ感はどこかへと消え去った。
よーし、頑張るぞ☆
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合宿当日
チュン チュン…
朝からスズメの歌がどこからか聞こえてきた。
「ん~…よかったぁ♪快晴日和で★」
合宿当日の朝はまさに太陽サンサン出りの天気だった。
朝でも暑いくらいだった。
「もう亮太、待ってるかな~?」
茅捺はいつも通り、亮太と待ち合わせをしている場所へと向かった。