あなたへの月
―1年前
私達が中学3年生の時…
「…はぁ…もうすぐで卒業だね…亮太~」
「まぁ馬鹿なお前がいなくなるのは寂しいけど、出会いが待ってるぞ☆」
私と亮太は気があう男女で中学の時からずっと友達として接していた。
私は友達じゃなくて恋愛としてだけど…
「…なにそれ!
私も…アホの亮太が離れるとなると寂しいな~」
「…なら同じ学校に行けばいいじゃん」
ドキッ…
この時の私は亮太の一言 一言に胸がときめいていた。
「おっ…同じ高校に行くってなんかカップルみたい♪」
「…なんなら…付き合うか…?」
「…え?」
夕暮れの日差しの中、放課後の教室で亮太は私に告白をしてくれた。