あなたへの月
そうと決まれば、茅捺は急いで亮太の元へ駆け寄った。
「亮~太っ♪」
茅捺は友達と話しをしてた亮太に向かって抱きついた。
「わっ!?ちっ茅捺!?マジ ビビッた~…」
「まぁ~相変わらずラブラブ~♪」
いつものように亮太の親友、
阿倍野 龍輝がおちょくってきた。
「うるせ~」
「でね!亮太!!強制合宿の件で話しに来たの★」
「…強制合宿?」
まさか…
この反応は…
亮太…強制合宿を知らないな…
「…コホン
あのね、高校1年生だけある、高校に慣れる為に合宿をするの。2泊3日」
「へぇ~…」
やっぱりその反応は知らなかったな…
全く…先生の話をいつも聞いてないんだから…