私が好きになってもいいですか?
「もしかして、森山さん?」

「えっ…」
中野先生⁉

「先生、どうしてココに?」
それよりも、名前を覚えててくれたことが、嬉しいです!

「いやー、あのさ、ここらへんのパスタ屋さん知らない?友達と、待ち合わせしてて…」

「あっ、駅の北側にありますよ。」
そのパスタ屋さんは、美味しいから、家族でもたまに食べに行く。

「北?えっ?北?あっ、ありがとう」

それでも先生は、キョロキョロしてる。
私はため息をついた。

「よければ案内しましょうか?」
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