先生と苺大福



先生がクリームの付いた指を私の口に押しつける。



「んっ・・!?」



(何・・・!?)






「舐めて。」






(え・・・?)



「な め て」



先生が自分の指を私の口の中にむりやり押し込む。



「んむっ」



あまりの強引な手つきに、抵抗の仕方が分からない。



前歯に当たっている先生の指に、そうっと舌で触れると、クリームの甘さを感じた。



・・・壱期堂のクリームの甘さには勝てない。



甘さを求めてクリームを舐め取るように舌を動かすと、前歯の前で立ち止まっていた指が、ぐっと口の中に入ってきた。



「ふあっ」



(変な声出た!!)



恥ずかしさで全身の熱が顔に這い上がってくるのを感じる。
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