そろそろ鬱陶しいから好きになってやる


「そういえば、今って始業式の真っ最中だよね?
君は、ネクタイ見る限り3年生だし…」


「…」



ちょっとこの先生めんどくさい。



「てか、やばい。
そろそろ行かないと教頭に怒られる。

ほら、君も一緒に行こう。」



いや、かなりめんどくさいの間違いだった。
熱血タイプ…とかではなさそうだけど。



「…私は、行かないから。あんたさっさと行った方がいいんじゃないの?」


「あーっ、もうまじで時間ない。
君もあとで必ず始業式に参加すること!」



そう言いながら走って体育館の方向に行った。
多分まだギリギリ間に合う範囲だろう。



てか、始業式に参加して何か意味はあるのか。



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