硝子の恋
赤
これは藤井さん達の宣戦布告なんだろうか?
私の周りの人も傷つけるよーって事?
だったら、私はどうすればいいのだろう。
家に帰ってもずっとずっと考えていた。
それでも答えは出ない。
生徒会と美術部を辞める?
そして1人になったら藤井さん達は満足?
ダメだ。
生徒会は私は一応、会計監査という役職持ちだし、美術部も、今辞めたら誠君が藤井さん達に何するかわからない。
私は青と緑のグラデーションのカッターを机の中から出した。
……私のアムカ用のカッター。
しゅっと軽く皮膚をなぞると、赤い線ができた。
そしてじわじわと丸く浮き上がってくる赤い血。
生きている。
当たり前だけど、こんな事でしか確かめられなかった。
どうすればいいんだろう?
学校も、バイト先も、私にとって居づらい場所になってしまった。
止めるのは簡単。逃げるのも簡単。
でも、藤井さん達のせいで、自分の人生がめちゃめちゃになるの?
そんなのイヤだ。
またカッターの刃をウデに当てる。
イヤだ
イヤだ
イヤだ
もう全部がイヤだった。
助けを求めたくても、助けてくれる人がいない。
ううん、いないんじゃなくて、助けてくれる人も巻き込むことになる。
ガマンしなくちゃ。今は冬。4月になれば3年になる。
3年の後半は自由登校だし、いじめは少なくなるはず。
それに受験とかで忙しいし、もしかしたらいじめられなくなるかもしれない。
でも……
私はいつまで逃げていくつもりなんだろう……
私の周りの人も傷つけるよーって事?
だったら、私はどうすればいいのだろう。
家に帰ってもずっとずっと考えていた。
それでも答えは出ない。
生徒会と美術部を辞める?
そして1人になったら藤井さん達は満足?
ダメだ。
生徒会は私は一応、会計監査という役職持ちだし、美術部も、今辞めたら誠君が藤井さん達に何するかわからない。
私は青と緑のグラデーションのカッターを机の中から出した。
……私のアムカ用のカッター。
しゅっと軽く皮膚をなぞると、赤い線ができた。
そしてじわじわと丸く浮き上がってくる赤い血。
生きている。
当たり前だけど、こんな事でしか確かめられなかった。
どうすればいいんだろう?
学校も、バイト先も、私にとって居づらい場所になってしまった。
止めるのは簡単。逃げるのも簡単。
でも、藤井さん達のせいで、自分の人生がめちゃめちゃになるの?
そんなのイヤだ。
またカッターの刃をウデに当てる。
イヤだ
イヤだ
イヤだ
もう全部がイヤだった。
助けを求めたくても、助けてくれる人がいない。
ううん、いないんじゃなくて、助けてくれる人も巻き込むことになる。
ガマンしなくちゃ。今は冬。4月になれば3年になる。
3年の後半は自由登校だし、いじめは少なくなるはず。
それに受験とかで忙しいし、もしかしたらいじめられなくなるかもしれない。
でも……
私はいつまで逃げていくつもりなんだろう……