もう、限界だから。〜両片想いの溺愛同盟〜



健斗の甘く強引なキスに、目を閉じて受け入れる。


「……じゃあ、次からはちゃんと覚えといて。
他の男と関わっていたら、どうなるかってことを。

ただのキスだけじゃ、済まさねぇから」


低い声に、ゾクッとした。
健斗は本気だった。


光原先輩や美玲の言う通り、健斗は相当嫉妬深いようだったけれど、それが嬉しいと思ってしまう私も私だ。


だって健斗が他の女子とって考えると、私だって嫌だから。


「わかった。もう私は健斗だけのもの」
「……っ、かわいいこと言うな」


珍しく余裕のない健斗の表情に、声。
そしてまた、キスを落とされる。

甘いキスに目を閉じて受け入れながら、私たちは今日、心を通わせることができた。

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