もう、限界だから。〜両片想いの溺愛同盟〜
「な、なんでそんな笑えるの…!?」
「安心しろよ、あの人は常連の人だから。
オーナーとも仲が良いんだよ」
「そ、そうなんだ……」
その言葉に安心していたら、オーナーに呼ばれてしまった私。
大人しく行くと、オーナーに紹介されて。
常連と言われたお客様は、40代くらいの人で、笑顔が素敵で気さくな方だった。
その人と話したおかげもあってか、だいぶ緊張がほぐれた。
その後は健斗に言われた通りに動いて、特に大きなミスをすることもなく。
ただ、健斗目当ての女性客が来た時、睨まれたり話しかけられたのは少し怖かったけれど、そこはオーナーや健斗が間に入ってくれて。
なんとかやり通すことができた。