もう、限界だから。〜両片想いの溺愛同盟〜
「じゃあなんで一緒に登校してたの!?」
そんな中、美玲だけはまだ不服の様子。
「電車の中で気分悪くなった私を助けてくれたの。
光原先輩って見た目どおり優しい人だったな」
もちろん私は本当のことを全て話す。
するとようやく美玲は納得し、他の女子も同じようだったから安心した。
だって私と光原先輩が付き合ってるだなんて噂、流れたら困る。
仮にも健斗と恋人関係になったわけだし、それに私は健斗のことが好きだから。
「なんだー、違うんだ」
誤解が解けると、逆にみんなは面白くなさそうな顔をした。