「Last note」〜特性を持つ者へ3
「犯人に心当たりがあるならどんな些細な事でもいい。情報提供のご協力をお願いします。」
俺はそう呼び掛けたが、怖がる人も多い中で
挙手する者はいなかった。
「…ん?なんやこれ?」
あずみさんが倒れた傍のテーブルクロスの下で
烏丸が何かのカードを見つけた。
「死神のタロットカード……」
ゆめちゃんがポソリと言うと、烏丸は彼女をじっと見て「何やそれ」と言った。
「占いカードですよー!
それは死神のカードで、意味は"死"とか"終"。
逆位置なら"再生"とか…だったかな。」
すると廣瀬が思い出したように続けた。
「確かあずみさんは大学の時、
占いサークルに所属してたな。」
俺はそう呼び掛けたが、怖がる人も多い中で
挙手する者はいなかった。
「…ん?なんやこれ?」
あずみさんが倒れた傍のテーブルクロスの下で
烏丸が何かのカードを見つけた。
「死神のタロットカード……」
ゆめちゃんがポソリと言うと、烏丸は彼女をじっと見て「何やそれ」と言った。
「占いカードですよー!
それは死神のカードで、意味は"死"とか"終"。
逆位置なら"再生"とか…だったかな。」
すると廣瀬が思い出したように続けた。
「確かあずみさんは大学の時、
占いサークルに所属してたな。」