「Last note」〜特性を持つ者へ3
「会場に持ち込んでいたのか?」

「ほな、新郎が何か知ってるはずやで。
持ち込んだのが新婦やなかったら、
犯人が持ってたんかもしれんな。」

烏丸はカードの骸骨のイラストと睨み合いながら押収し、俺に手渡してきた。

「そういえば、あずみさん俺達と話す前、
大学のサークルの子達と話してた!
その人達を探してくる!」

解散させたのは少し早かった。
急いで会場を出てロビーを見渡していると、
赤と黒のパーティドレスを着た女性2人が隅の方で何かを話してるのを見つけた。

俺が2人に近づくと気づいた2人が
不安そうな顔でみてくる。

「さっきあずみさんと話してた方達ですよね?
占いサークルの…」

2人は顔を見合わせて無言で頷いた。
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