「Last note」〜特性を持つ者へ3
「私は小山 夏希。この子は山本あすかです。
あずみは…どうなったの?」

「生憎、まだ連絡は来てません。」

「さっきまで隣で笑ってたのに!
一体誰がこんなこと…」

黒いドレスのあすかさんは1度既に泣いたのだろう。
腫れた目からまた涙を零すと、
赤いドレスの夏希さんが頭を撫でて慰める。

「必ず事件は解決します。
実はあずみさんが倒れた傍にタロットカードが落ちていたんですが、これに見覚えありませんか?」

俺は死神のカードを見せたが、2人は怪訝な顔を見せた。

「あずみのタロットカードはもっと、
繊細で綺麗なイラストよ。」

「とゆうかそのタロットどこかで見た事…」

あすかさんが思い出そうと悩んでいる…。
すると夏希さんが思い出したようだ。
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