「Last note」〜特性を持つ者へ3
◆結婚式の悲劇◆
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夏の暑さもやっと落ち着き、
ほんのりと涼しい風が吹く9月のある日。
警察本部の隣の、探偵事務所を改築したビルの一室にある「CSS特捜部」(Caractority Special Secret)の事務所では、上半身裸の難波刑事が背筋の筋トレに励んでいた。
「……ん…ぬぅっ!250!!」
「難波さん新記録おめでとうー!!」
事務員の矢崎さんがソファで寛ぎながら、
小さく拍手している所で比嘉特捜部長が事務所に入ってきた。
「……難波くん、いい加減にジムに通いなさい。
それかプロテインを買え。」
毎回絨毯やらを汗で汚していく為、
少し迷惑声な口調で注意された難波さんはバスタオルで体を拭くついでに床も磨いた。
「すいません!最近予約取れなくて。
あれ?青山は来てないんですか?」
「青山くんは今日、娘達と大学時代の友人の結婚式に行ってるよ。さっき娘からパーティドレス姿の写メが送られてきてね…」
そう言いながら、比嘉特捜部長は携帯を見て微妙に微笑んでいた。
夏の暑さもやっと落ち着き、
ほんのりと涼しい風が吹く9月のある日。
警察本部の隣の、探偵事務所を改築したビルの一室にある「CSS特捜部」(Caractority Special Secret)の事務所では、上半身裸の難波刑事が背筋の筋トレに励んでいた。
「……ん…ぬぅっ!250!!」
「難波さん新記録おめでとうー!!」
事務員の矢崎さんがソファで寛ぎながら、
小さく拍手している所で比嘉特捜部長が事務所に入ってきた。
「……難波くん、いい加減にジムに通いなさい。
それかプロテインを買え。」
毎回絨毯やらを汗で汚していく為、
少し迷惑声な口調で注意された難波さんはバスタオルで体を拭くついでに床も磨いた。
「すいません!最近予約取れなくて。
あれ?青山は来てないんですか?」
「青山くんは今日、娘達と大学時代の友人の結婚式に行ってるよ。さっき娘からパーティドレス姿の写メが送られてきてね…」
そう言いながら、比嘉特捜部長は携帯を見て微妙に微笑んでいた。