「Last note」〜特性を持つ者へ3

気づくと俺は、トイレの外へ出ていた。
ビジョンを辿るように自分の体も移動していたのだ。

「共犯者は誰や？招待客か？」

「うん。烏丸、おびき寄せ作戦を決行しよう。」

共犯者がいると確信した俺は、
"彼女"を餌に池田透をおびき寄せる事にした。

「それならまず、共犯者を説得させなあかん。
どうするつもりや？」

「…"彼女"にはまず、俺の餌食になってもらう。」

そうゆうと、
烏丸は俺の目から目が離せなくなった。

「そうゆう事か……。
ぢゃあまずは比嘉特捜部長の許可が必要やな。」