「Last note」〜特性を持つ者へ3
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[ー新郎新婦のご入場です!
皆様、盛大な拍手でお迎え下さい!]

純白のウェディングドレスに身を包んだ花嫁と、
光沢のあるグレーのタキシードを着た新郎が幸せそうにはにかんだ笑顔で入場する。

「あずみさん、綺麗だね。」

「あぁ。誉(ほまれ)の奴もすっかり垢抜けたな。」

拍手喝采の嵐の中、俺と廣瀬は大学時代の友人の晴れ姿に感動していた。

「ウェディングドレス憧れちゃう…」

隣の席でうっとりするレナさんの呟きを聞き逃さなかった俺。

「レナさんもきっと綺麗だろうな。」

耳元でそう言うと、照れていた。
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