「Last note」〜特性を持つ者へ3
"あずみ達の幸せを壊す計画。"
"どう?貴方の手であずみを葬れば、
あずみは一生、池田くんのモノ…。"
「病んでた俺は、夏希の提案に迷っていた。
だけど卒業式の日…。」
"これ、池田くんにあげる。"
"俺を避けた挙句、占いまで丸投げか。"
"確かにもう占ってあげれない…。
でも教えたでしょ?占い方。"
「あずみは俺を嫌いだと言わずに、
占ってくれてたカードまで突きつけてきた。
帰って自分で占ったら、最後に死神のカードが出てね。それで今回の計画を決意した。」
「いや、待てや…池田それは…」
烏丸が池田透の供述に口を挟んだが、
それ以上に俺が叩いた机の音が乱雑に響いた。