「Last note」〜特性を持つ者へ3
「卒業式の日にタロットカードを渡したのは、
自分の違った明るい未来を信じて欲しかったから!
その為に今まで占い方を教えてきたんだ!
おまえの弱さもあずみ先輩は知ってたんだよ!!」
机を乱暴にどかした俺は、檻の中に手を入れ池田透の首根っこに掴みかかった。
だめだ…って分かってるのに、
俺は理性がぶっ飛んで完全にキレていた。
「"おまえはあずみさんの何を好きだったか
よく思い出してみろ!!"」
血走った目で俺は、池田透に言い放ったが
"魔性"の特性が暴走して半透明状態が解除された。
「…ぁ…あぁ、そんなのダメだ…。
あずみを、俺が刺した…。あずみ…。
優しいあずみが……好きだった……のに…」
どんどん姿が消えていき、
見えなくなった池田透の後悔の泣き声だけが、
檻の中で響いていた……。
自分の違った明るい未来を信じて欲しかったから!
その為に今まで占い方を教えてきたんだ!
おまえの弱さもあずみ先輩は知ってたんだよ!!」
机を乱暴にどかした俺は、檻の中に手を入れ池田透の首根っこに掴みかかった。
だめだ…って分かってるのに、
俺は理性がぶっ飛んで完全にキレていた。
「"おまえはあずみさんの何を好きだったか
よく思い出してみろ!!"」
血走った目で俺は、池田透に言い放ったが
"魔性"の特性が暴走して半透明状態が解除された。
「…ぁ…あぁ、そんなのダメだ…。
あずみを、俺が刺した…。あずみ…。
優しいあずみが……好きだった……のに…」
どんどん姿が消えていき、
見えなくなった池田透の後悔の泣き声だけが、
檻の中で響いていた……。