「Last note」〜特性を持つ者へ3
あずみさんはそんな俺に気づくと、握手を求めてきた。

「あずみさん、おかえりなさい。」

「ありがとう。青山くんが助けてくれるって分かってたけどね。」

相変わらず、目が無くなる程の笑顔は癒される。

「君は何でもお見通しのようだね。
"Prediction"さん。」

櫂が自分で自分の肩を揉みながら言う。

「あら、100年に1度の"healer"くんに言われると
誇らしいわ。久しぶりね、櫂くん。」

「えぇ?…二人とも知人だっけ?」

さつきさんが不思議そうに言うと、
大きく背伸びした櫂が説明した。
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