輝くあなたと影の私
一章 始まる出会い
「これでよし…」
お下がりの制服を着て、着崩れていないか鏡でチェックする。

私は今日から晴れて、中学校に入学する。

お姉ちゃんの出身校だから、私のことを知っている人も多い。その事実が余計に私の気を重くした。

だって私は…

"ピーンポーン"

「雛、お友達のめいちゃんが来ましたよ」

「はい、今行きます」
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