Last Spring ラスト スプリング
すると 美里が口を開いた。

「ゴメン。帰る」
「えっ?!美里!?」

陸が止めようとしたが・・・
遅かった。そのまま、
美里は走って行った。


「美里、泣いてなかった?」

「あぁ。泣いてた。」

陸と彰が呟く。

優は状況が読めず、
オロオロしているばかり。


「無理もないな。あんな事言われたんだし。」

「やっぱり、まだ引きづってるんだね。」


とうとう、我慢出来なくなり、優は
彰の肩を揺さぶりながら言った。


「おい!どういう事だよ!!!ユウスケって誰だよ!?俺と似てるって・・・どういう意味?!」


すると、彰は悲しそうな顔で



こう言った。

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