思いは海の底に沈む【完】
湊を抱き上げる
緑川を呼べと言われたが連れて帰らないと風邪をひく状態なので先に連れて帰った


…猫は意地でも離さないので猫も連れて帰った






ソファーに寝かせ緑川に連絡を取る



『緑川、湊が痣だらけで倒れてましたが何かトラブルでも起こりました?』

「!湊が…!だから言ったのに!今行くわ!…柊、すぐ行くから触らないでね、風邪引きそうなら湊を起こして!」




叫ぶような強い口調で緑川は電話に出た







湊を見ると苦しそうに息をしている



「湊、起きてください」

『…』


体を動かすのも怠そうだった
緑川は何を言っているんだ、このままでは悪化してしまう。
湊が肺炎にでもなったらどうするんだ


仕方ないので脱がしにかかる




湊はシャツの下に薄いタンクトップを三枚も重ねていた
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