思いは海の底に沈む【完】
乙羽さんはスキンシップが多いので困る

顔が近いんだよなぁ…。



「お嬢様!また、ファーストフード店に行くのを誘ってるんですか?言っておきますが湊には釘を刺してあります」

柊さんが助け船を出してくれたので後ろに隠れる



「え?しまった!湊くんに秘密にしてもらえば良かったよ」

『じゃあ、今度はどこかレストランに行きましょうね』

「うん!約束ね。って違う!柊、あなたの彼女の事なんだけど」

「な、なな何を急に!勤務中ですのでプライベートの事を今言うことは契約違反になります。ほら、早く打ち合わせに」







あれから子猫は「だん」と名付けて柊さん宅にいる


柊さんはイヤイヤ言いながらお世話を焼いてくれた


お陰でだんは柊さんの膝の上がお気に入りで柊さんも満更ではなさそう。







それでまた乙羽さんが柊さんの秘密が増えたと嘆いていた
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