狼を甘くするためのレシピ〜*
「え? ああ、そりゃそうよ、本物のファッションモデルだもの」
「うそ? そうなんですか? ふたりとも?」
「違うわよ、ひとりはほら社長の友達の須王さんのところにお勤めだって言ってたでしょ」
「ってことは、背の高いショートヘアの人のほうですか? あれ? でも、あの人は確か宝石店にお勤めって言ってましたよね」
「そうよ。知らない? LaLaが青山の『コルヌイエ』っていう氷室さんの店にいるって」
「え? ちょっと待ってくださいララってあのLaLaですか? 化粧品のCMとかに出てる」
「森くん。あんなに近くで、ってゆうか目の前で見ていてわからなかったの?」
「全然……。美人だなぁとは思いましたけど」
首を傾げていた森は、思い出したようにふいに月子を振り返った。
「あの、今更ですけど、どうして。一体いつの間に同席することになったんです?」
「うそ? そうなんですか? ふたりとも?」
「違うわよ、ひとりはほら社長の友達の須王さんのところにお勤めだって言ってたでしょ」
「ってことは、背の高いショートヘアの人のほうですか? あれ? でも、あの人は確か宝石店にお勤めって言ってましたよね」
「そうよ。知らない? LaLaが青山の『コルヌイエ』っていう氷室さんの店にいるって」
「え? ちょっと待ってくださいララってあのLaLaですか? 化粧品のCMとかに出てる」
「森くん。あんなに近くで、ってゆうか目の前で見ていてわからなかったの?」
「全然……。美人だなぁとは思いましたけど」
首を傾げていた森は、思い出したようにふいに月子を振り返った。
「あの、今更ですけど、どうして。一体いつの間に同席することになったんです?」