好きな人とお兄ちゃん

蒼志を見られた嬉しさもあったが



ーーあの中に
好きな子いるのかなぁ…



結月はまた心が折れかかる。


『ねぇ、結月。
今メール送りなよ!』



思い立ったように言うと続けた。



『メールしてる時の
相手の反応見られるなんて
めったになくない?!』


紗凪は楽しそうに首を傾げた。
< 108 / 155 >

この作品をシェア

pagetop