好きな人とお兄ちゃん

遊園地に入ると
敷地が広いせいか
思っていたより人混みではなかった。


『結月、あれ乗ろう!』

叶月はまるで小さい子を連れてるかのように
結月を連れまわす。


『叶月くん、私ちょっと
疲れたから、ここで休んでる。
紗凪と悠くんと乗って来ていいよー』


結月が言うと
叶月は渋々と言う顔をしながら
結月を置いて乗り物に並ぶ。

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