好きな人とお兄ちゃん

叶月が蒼志の髪の毛を掴み
顔を上げさせる。


『テメーなんのつもりだ?』

蒼志に叶月が顔を近づけて睨む。


『すみません』

蒼志はまっすぐに叶月を見つめる。


結月は呆然と立ち尽くした。

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