好きな人とお兄ちゃん
そんな2人を見ていた紗凪が

『蒼志くん!』

結月の手を引き蒼志に近づいた。


『こないだは偶然だったねー』

『まじ、びっくりしたよ。
紗凪ちゃんなんであんな所にいたの?』

『彼氏があそこの近くなの』

『そうだったんだー!』


紗凪と蒼志の会話を聞かながら


ーー普通に話せて
しかも名前まで覚えてもらってていいな。


結月は紗凪の社交性を羨ましく思った。

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