好きな人とお兄ちゃん
『なにこれ?!』


『DV…とまでは言わないんだろうけど
怒らせると…ちょっとね。』


紗凪が苦笑いをした。


『ちょっとじゃないし!
れっきとしたDVだよ!!』


結月は怒りのあまり声を荒げると
眉間にしわを寄せた。


『別れたいって言っても怒鳴るし
どうしていいかわからなくて…』


紗凪が涙目になる。
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