好きな人とお兄ちゃん

『別れてください!!』

『おい、紗凪、黙ってんじゃねーよ!』


男が声を荒げ紗凪に手を伸ばした。


紗凪は泣いて震えている。



結月は紗凪に向かって
伸ばした男の腕を掴むと



『私の大切なものを
困らせる事、傷つける事は
誰であろうが、絶対に許さない』



結月が言った。
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