好きな人とお兄ちゃん
しばらく走ると
結月と紗凪は
はぁはぁと2人で息を切らす。


『危なかったー』

結月が言うと


『結月と叶月さん、パトカー見た瞬間
息合いすぎ!!さすが兄妹!!』


紗凪が笑った。


『だって今問題起こしたら
高校行けないよ?!
叶月くんだってせっかく決まった
専門学校、行けないよ…』


『だって、サイレン鳴らしてなかったから
ただの巡回でしょ?
逃げる方が怪しいじゃん!』



『……あ。たしかに』

2人で大笑いをした。
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