好きな人とお兄ちゃん
『おい!!』

叶月が結月と紗凪の方に叫び

近くにいた
蒼志(あおし)に目線を送った。


『蒼志、あれ。』

『はい!』


蒼志が結月達の方に走り出す。


『うわ、まじか
冴島 叶月の連れかよ!』

男の人は逃げて行く。


『大丈夫ですか?』

蒼志は息を切らし
座っている結月に
視線を合わせるように中腰になった。
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