幸福論
どうやら紺さんも久しぶりのよう。


ゆったりとした時間を過ごし、
時々2人で笑い合う。


向けられる笑顔に自然と私も返していて。


どんどん好きになっていくように感じた。





「そういやまこちゃんって普段テレビとか見るん?」

「テレビかぁ。あんまり見ない....かなぁ。」

「そうなん!?
じゃあ好きな芸能人とかおらんの?」







家にいるときも何かとパソコンに向かっている私。


テレビはあるけど、
点けてもただ流しているだけで。






「んー、いない、かなぁ。」

「まじか!へぇー、そうなんや....」

「紺さんは誰かいるの?」

「俺!?俺はーまぁ、、
ほら仕事柄、芸能人と会うことも多いし!」

「そっか、そうだったよね。
モデルさんとは会うことあるんだけどなぁ。」






そんな話をしていると
太陽はだんだん下がり始めて。


夕焼け空が広がっていた。
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