幸福論
たくさんの情報に
頭が追いつかなくなってくる。


いつの間にかドラマも終わり
違う番組が始まる。


早く寝なきゃ明日も仕事なのに。


静かにパソコンを閉じ
寝室に向かった。






恋した相手はアイドルでした。



こんな冗談を誰が信じるだろう?
ひどく笑えてくる。


彼がアイドルだったってことにも
ただただびっくりしたのに


さらに追い込むように知る、彼らの活躍。


最初から彼は恋愛対象じゃなかったんだ。
長くて短い夢を見ていた。


もちろん彼にとっても私は
恋愛対象じゃない。



始まってもないと思っていたけど、
始まりも何も、
そもそも一緒のスタートに立っていなかった。
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