幸福論
まず、小森さんが専属モデルに抜擢。
そして彼とは





「なぁー、ご飯行こうやぁ。」

「やだよ。明日も仕事だもん。」

「いや、まだ20時やで!?
どんだけはよ帰る気でおるん!?」




年齢も近いことからタメ口で話すようになり





「じゃあ夜電話していい?」

「だから無理。」

「だからってなんやねん!
まだ1回しか言ってへんやんか!」





連絡先を交換した。


1年前に比べると随分距離も近くなって


志乃、龍くん達カップル、
私、小森くんとの4人で
食事に行くことも多くなった。


ただ、
まだ誰かに恋をする気にはなれなくて。


たくさん誘ってくれる小森くんの気持ちにも
薄々気が付いてはいたけれど、


無理に踏み込んでは来ない小森さんに
安心感を抱き始めていた。
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