幸福論
「何を?」
「とぼけんといてや...!知ってたんやろ...?
知ってて面白がって俺に頑張れとか言うたんやろ....」
「ちょっと待って、ごめん、全然分かんない。
なんのこと言ってる.....?」
「まこちゃんは...
まこちゃんと紺ちゃんは.....
両思いなんやろ.....」
意味がわからなかった。
斗くんの言うことも
なんで斗くんが泣いているのかも。
まこと紺野さんが両思い?
有り得ない。
だって2人は終わってるんだもん。
そもそも付き合っていない。
両思いなんて聞いたことがなかった。
気のせいだよって言おうと思った。
だけど、斗くんがあまりに泣きじゃくるから
また根拠のないことを言って
彼を傷つけるかもしれないから。
「詳しく教えてくれる?」
そう彼に言った。
「とぼけんといてや...!知ってたんやろ...?
知ってて面白がって俺に頑張れとか言うたんやろ....」
「ちょっと待って、ごめん、全然分かんない。
なんのこと言ってる.....?」
「まこちゃんは...
まこちゃんと紺ちゃんは.....
両思いなんやろ.....」
意味がわからなかった。
斗くんの言うことも
なんで斗くんが泣いているのかも。
まこと紺野さんが両思い?
有り得ない。
だって2人は終わってるんだもん。
そもそも付き合っていない。
両思いなんて聞いたことがなかった。
気のせいだよって言おうと思った。
だけど、斗くんがあまりに泣きじゃくるから
また根拠のないことを言って
彼を傷つけるかもしれないから。
「詳しく教えてくれる?」
そう彼に言った。