幸福論
『これは別名でたまたま記念日とも言いまして、
たまたま言った場所で、たまたまおった子と、
たまたま釣り上げたんですよ!』

『へぇー!
それは知らない人とってことですか?』

『そうです!その時は知らんかったんですけど、
毎回、もう毎っ回と言っていいほど
その子がおる時に出くわして』

『たまたまが重なったと?』

『そう!で、この間ね、夜にたまたま湖寄ったんですよ。
そしたらね、もうほんまにたまたま。
たまたまその子もおって!
もうこれはたまたまにも程がありますよね!?
もう運命ちゃうかって思ったんですけどー。』

『えー運命!?
え、そのたまたまの相手は女の子........
と言うことですか?』




彼と司会のアナウンサーとの会話。
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