幸福論
母親は何度も私に謝り
自分を責め続けた。
お母さんのせいじゃない。
当たり前なのになぜかそれが言えなくて
私は家に引きこもってしまった。
それでも進行し続けるがんの存在。
これ以上放置し、
転移したらもう命に保証はない。
そう言い聞かせられるのに
私はずっと首を振り続けた。
まだ中学生なのに。
これから高校、大学、社会人。
たくさん勉強して恋もして
たくさんたくさん楽しいことが待ってるのに
がん、なんて言われて胸を摘出?
理解ができなかった。
それから摘出手術をするまではあっという間で。
嫌で嫌で首を振り続けていたのに
突然右胸に違和感を感じた。
左胸のしこりは大きくなり
死ぬか摘出するかの選択しかなかった。
自分を責め続けた。
お母さんのせいじゃない。
当たり前なのになぜかそれが言えなくて
私は家に引きこもってしまった。
それでも進行し続けるがんの存在。
これ以上放置し、
転移したらもう命に保証はない。
そう言い聞かせられるのに
私はずっと首を振り続けた。
まだ中学生なのに。
これから高校、大学、社会人。
たくさん勉強して恋もして
たくさんたくさん楽しいことが待ってるのに
がん、なんて言われて胸を摘出?
理解ができなかった。
それから摘出手術をするまではあっという間で。
嫌で嫌で首を振り続けていたのに
突然右胸に違和感を感じた。
左胸のしこりは大きくなり
死ぬか摘出するかの選択しかなかった。