幸福論
寒い寒い冬を越え
暑い暑い夏を越え
そして迎えた2度目の冬。


付き合って1年が過ぎた。


そんな俺らは正装してある場所に。


さっきから隣にいる彼女は
ずっと泣いとる。





「泣きすぎやって〜」




そう言ってハンカチを渡すと
素直に受け取り拭ってる。





「だってぇ〜〜〜」

「おっ龍来たで!」





そんな彼女を見て龍は笑ってる。





「来てくれてありがとうな、
紺ちゃんとまこちゃん。」

「いやいや〜こちらこそやで。
龍ほんまイッケメンやな!!
ほら、まこも挨拶するんやで。」

「うぅ...オメデトォ。」

「ははっありがとうな。
志乃ならあっちおるで。」





そう。
なんと今日は龍らカップルの結婚式。


見事にバレることなく4年ほど付き合って
とうとうゴールインした。
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