幸福論
待ち合わせた先は
いつも俺らが行く普通の居酒屋さん。


一般人の彼女を気遣って
先に入らせてるみたい。


外で待つ龍に続いて個室に入ると
そこには龍の彼女しかおらんかった。


まぁ当たり前っちゃ当たり前なんやけど。






「お待たせしてすいません。」

「いえ!とんでもないです。
こちらこそすいません。
ご飯一緒しちゃって。」






龍の彼女さんは
パーティーで見た時もそうやったけど、
かなり気さくな人。


新藤さんに負けず劣らず綺麗な人やった。
歳は俺より一つ上で。
ってことは新藤さんも年上か、
と何かと繋げる俺。


言葉遣いも丁寧で、しっかりしてて
天然な龍とお似合いやった。
< 73 / 448 >

この作品をシェア

pagetop