幸福論
第2章 あなたは誰
〜斗〜
志乃ちゃんが飛び出して行ってすぐ、
俺らも帰ることになった。
龍に関しては
志乃ちゃんが心配らしく、
家に行くと言って別れた。
なんとなくこのまま帰る気にもならず、
紺ちゃんに家に行ってもいいか尋ねる。
以外にもすんなりとOKをもらい、
タクシーに乗り込んで紺ちゃんの家へ。
「ハルなんか飲むー?」
そう聞いてくれたけど、
何も言わずに首を振る。
ソファに座った俺の隣に
紺ちゃんは黙って腰を下ろした。
「どうしたん、なんかあったんやろ?」
部屋に入ってまだ一言も話さない俺に
優しく問いかけてくれた。
「なんかっていうか......」
「いいからブワーって言うてみ。」
そう言われた俺は
今自分が何に悩んでいるのかも
分からないままに打ち明けた。
俺らも帰ることになった。
龍に関しては
志乃ちゃんが心配らしく、
家に行くと言って別れた。
なんとなくこのまま帰る気にもならず、
紺ちゃんに家に行ってもいいか尋ねる。
以外にもすんなりとOKをもらい、
タクシーに乗り込んで紺ちゃんの家へ。
「ハルなんか飲むー?」
そう聞いてくれたけど、
何も言わずに首を振る。
ソファに座った俺の隣に
紺ちゃんは黙って腰を下ろした。
「どうしたん、なんかあったんやろ?」
部屋に入ってまだ一言も話さない俺に
優しく問いかけてくれた。
「なんかっていうか......」
「いいからブワーって言うてみ。」
そう言われた俺は
今自分が何に悩んでいるのかも
分からないままに打ち明けた。