彼は甘口
焦げ茶の髪は冷たく乾いていて。





触るとくすぐったそうに目を細めた。







「なに?」








いつも私が泣く前に来てくれてありがとうって言いたかったけど










「ううん、何でもないよ?」











この気持ちをちゃんと伝えるのは、また別のお話。











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