彼は甘口
冬のアイスがおいしいから
財布とスマホだけ持って、家のカギをかける。
目指すは歩いて5分のコンビニ。
冬に暖かい部屋で食べるアイスって美味しいんだよな、とか考えて、行きは順調だった。
問題は、帰り。
なんか足音聞こえるなぁって思って、後ろ振り向いて見たら
10メートル先くらいに男の人?がいて。
こんな真冬の夜中に出かける物好きもいるもんだね、と自分のことは棚に上げて、変な人くらいにしか思ってなかった。
でもやっぱりちょっと怖くなってきて。