『未成年』なんていらない
夏休みの保健室
ひなりの制服はすっかりびしょ濡れになってしまったので、閨川に連れられて校舎に入ると、ひなりは教室に置いてあった自分の体操服に着替えると、保健室でベッドに座っていた。
「成瀬…寒くないか?」
濡れたシャツの袖を捲りながら閨川がひなりを気づかった。
「…大丈夫です…ごめんなさい…私…」
先生を他の女の人にとられたくなくて…
なんて言えず、ひなりは俯いた。
「俺は別にいいけど、成瀬、風邪引くなよ。」
こんなに迷惑をかけたのに変わらず自分に優しく接してくれる閨川。ひなりは罪悪感で押し潰されそうだった。
しかし、それ以上に閨川に対する好意がますます大きくなって、ひなりは胸が苦しかった。
「成瀬…寒くないか?」
濡れたシャツの袖を捲りながら閨川がひなりを気づかった。
「…大丈夫です…ごめんなさい…私…」
先生を他の女の人にとられたくなくて…
なんて言えず、ひなりは俯いた。
「俺は別にいいけど、成瀬、風邪引くなよ。」
こんなに迷惑をかけたのに変わらず自分に優しく接してくれる閨川。ひなりは罪悪感で押し潰されそうだった。
しかし、それ以上に閨川に対する好意がますます大きくなって、ひなりは胸が苦しかった。