『未成年』なんていらない
「どした成瀬?」

ひなりを見て不思議そうな顔をしている閨川。
ひなりは慌てて視線を逸らした。

「な、何でもないですっ…」

「…顔、真っ赤だぞ?熱ないか?無理するなよ。」

か、顔真っ赤?!
ど、どうしよう…!!

ひなりは顔を手で覆った。
心配そうにひなりの顔を覗き込む閨川。
ますます真っ赤になるひなり。

「…あ、あのっ……先生っ…」

「ん?」

ひなりは、気まずい空気をなんとかしようと話を切り出したが、何を話せばいいか分からなかった。

「その……
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