『未成年』なんていらない
襲ったって…岸本さん、あの日の告白のことをオーバーに言ってるんだよね?
でもなんで…なんで岸本さんがあの事知ってるの…?

あの日、確かに保健室には…というより多分学校には、ひなりと閨川と警備室の警備員しか居なかったはずだ。
岸本は何かの用事で学校を訪れ、偶然目撃してしまったのだろうか?

「み、みんな…あの、私先生のこと襲ったりしてない!ねえ、信じて…」

ひなりは再びクラスメートの誤解を解こうとしたが、やはり誰一人としてひなりの方を見向きもしなかった。
< 128 / 172 >

この作品をシェア

pagetop