『未成年』なんていらない
1年の生物の時間に初めて彼を見た時、栄華は一目惚れした。

勉強は嫌いだったし、理数系は最も苦手だったが、閨川に好かれたいという思いから、授業を真面目に受け、質問も沢山し、赤点を取らないように努力した。


レムが居なくても玲眞先生が居る


閨川を好きになってから、栄華は学校生活が楽しくなっていた。



だから、自分からレムを奪っただけでなく、閨川にまで媚びを売る成瀬ひなりを絶対に許さないと、栄華の心は成瀬ひなりへの憎しみで埋め尽くされてしまったのだ。
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