『未成年』なんていらない
「大体さあ、先生同担拒否ってどーゆー頭してんだろーねあの女。」

「ほんと!先生は二次キャラじゃないんだからさ。」

さっきまで閨川の恋バナで盛り上がっていた2人は、荒野の悪口に話題を変えた。
ひなりは、いじめをしてこなくなってもやっぱり一軍女子は怖いなと思いながら、再びノートを書くことに集中した。


「…てゆーかさ、先生とガチで付き合おうとするとか馬鹿の発想だよね。見てて痛々しかったわ。」


え……

後ろから聞こえてきた迫井のその台詞に、ひなりはまたノートを書く手を止めてしまった。
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