『未成年』なんていらない
「だよね。ウチらはアイドル推してるような感覚だけど、あいつはなんか…ガチだったよね…ほんとキモかったわ。四軍に落ちてくれて良かったよ。」

「ほんと。大体、高校生が恋人って…先生犯罪者になっちゃうじゃん。あいつそんなことも分かんないとかまじ迷惑自己中女だよね。」

迫井と最上がそんなことを話していると、

「迫井、最上、何か分からないところでもあったか?」

黒板の前から閨川が2人に呼びかけた。

「あ、せんせー!ここわかんないですぅ!」

最上が教科書を(多分適当に)指差して言った。
すると、どこだ?と、閨川が黒板の前から歩いてきた。
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